ニキビ＝アクネ菌って思ってます？
思ってるでしょ！　ね！　ね！　　ぶぅぅぅ〜〜〜〜〜！
実はアクネ菌は人間の肌に存在する常在菌で結構いいヤツなんです。
常在菌というのは、たとえば腸の中にいる乳酸菌などといえば解りやすいと思います。乳酸菌は人間の消化を助ける菌です。これがないと腸の調子が悪くなっちゃうので、皆さんヨーグルトセッセと食べてますよね。

アクネ菌もこれと同じで、肌のPHを調整する役割を担っています。これがないと肌を弱酸性に保つことが出来ず、お肌の調子もすぐ崩れやすくなっちゃいます。つまり素肌力の味方なのです。
確かにアクネ菌は、赤ニキビの原因の一つですが、それはアクネ菌が悪い訳じゃあないんです。それに他にも繁殖する細菌もあります。だからアクネ菌をあんまりいじめないでね。

ニキビは毛穴が詰まって皮脂がたまってしまうことによっておこります。
だから皮脂が悪いヤツなのか？というと、これはとんでもない誤解です。これは＜●肌のバリアの仕組み＞をお読み頂いたら解りますよね。
たとえば脳血栓になったら血液は悪いヤツかというと、そんな事なんですよね。ましてや血液を抜きましょう、なんて言う人いませんよね。
これと同じです。　（違うか〜？）
それに、実は皮脂はムチャンコ優秀な天然のクリームなのです。どんなに優秀なスキンケアクリームが出来てもこれ以上の物はありえないのです。
ニキビのために皮脂を無くしてしまったら、それこそとんでもないことになってしまいますよ。

＜皮脂分泌のピークは25才＞
思春期ニキビのイメージがあるので、皮脂の分泌量が多いのは高校生くらいかな、と思うのですが、実際にはピークは25才くらいだそうです。女性と男性を比べると、男性に皮脂量は女性の2.5倍。また身体のなかでは顔の正面、Tゾーンと呼ばれる部分とクビから胸のあたり、その裏側の背中部分が皮脂量が多い部分です。
ただし、だからといってその部分にニキビが出来やすいかというと、そうではありません。何故かというと、皮脂分泌量が多い部分はそれなりに毛穴も太くなっているからです。

私が考えるニキビちゃんをいじめる一番の悪者は、たぶんスキンケア製品です。
理由はニキビの原因でお話ししますが、ニキビが出来てしまった場合にほとんどの方が思い浮かべるのがスキンケアの見直しですよね。そこでスキンケア製品を変えてみてもなかなか改善しない。というか、どんどん悪化したりします。
また化粧品の販売員さんのニキビに関する説明は、実に無責任な場合が多い。しかも上手に説明するので、消費者はみんな騙されて、その化粧品メーカーのスキンケア商品の餌食？になるのです。だって店の人は基本的に商品を売るために説明しているんですからね。
ニキビさんは、基本的に化粧品メーカーの説明（アドバイザーを含む）には耳をかさないようにしましょう。
（スキンケア製品が全部悪いとかの問題じゃあないですよ）