ニキビ倶楽部〔失敗ニキビ対策・成功ニキビ対策〕私たちがにきびと格闘した合計 26 年半のにきび格闘報告レポート
ニキビ対策について勉強する前に、少し肌の構造についてお話ししますね。
超根本的なお話になりますが、どうして肌があるのか?分かりますか。
そんなこと考えたこともないですよね。
肌というのは、私たちの身体を外部の刺激や乾燥などから守るために存在しているのです。
つまり『外部の刺激や乾燥などから守る』という根本的なバリア機能がしっかり働く状態が、健康な肌なんです。ニキビについても、この機能が正常に働かなくなる状態の一つです。
ニキビ対策以外でもスキンケアを考えるときに『肌は外部の刺激や乾燥などから守るもの』という根本的なことを理解していると、凄く解りやすくなります。これ絶対に忘れないでくださいね。
構造って、そんなに大げさな物ではありませんけどネ。私なんか極度の理数系音痴なので『コーゾー』って聞くだけで寒ぼろが・・
でも肌は単純に身体を覆っている1枚の膜みたいに思う方が多いのですが、実は結構複雑なんですよ。
大きく分けると、表面から表皮層−真皮層−皮下組織です。表皮層が一般的に肌と呼ばれる部分で、ニキビはこの真皮層〜表皮層で起こるトラブル。
この表皮層も 基底層/有棘層/顆粒層/角質層にわかれていて、
真皮層で肌の細胞が生まれ、基底層から順番に表面の層へ移行していき、最後は垢になって剥がれ落ちます。
この肌の細胞が生まれて、垢になって剥がれ落ちるまでの新陳代謝サイクルのことを一般的にターンオーバーって呼ばれています。若いひとで約1ヶ月、年齢と共に徐々にそのサイクルは長くなっていきます。このターンオーバー、大人ニキビ改善のためには重要なキーワードなんですよ。
さて、ここで問題!
この皮膚の重さは、いったいどのくらいあるでしょうか?
4kg ←答えをクリック
ここでまた肌の構造のお話も戻りますが、一番表面の角質部分の構造が、かなり優れたメカニズムになっています。角質は、びっちりつながった状態かというと、そうではなくて、実は隙間だらけなのです。このままだといわばザルのような状態なのです。
そこで毛穴から分泌された皮脂はこの角質の表面に広がり、細胞の隙間に入り細胞間脂質(セラミド、天然保湿因子)と水分が混じり合って満たされた状態になっています。
これがバリアになって肌は乾燥から守られ、外部のあらゆるばい菌からも守られているんですよ。
だから皮脂はムチャンコ優秀な天然のクリームなのです。どんなに優秀なスキンケアクリームが出来てもこれ以上の物はないのです。
健康な肌の上を水滴がコロコロと転がるイメージあるでしょ。これは肌の表面が皮脂バリアで覆われているからです。
<アトピーについて>
アトピー性皮膚炎の顕著な症状がお肌の乾燥です。これは皮脂分泌が少なく肌のバリアがなくなってしまうためです。そうなると肌の保湿が出来なくなったり、ちょっとした刺激でも肌が破れるようになってしまいます。またばい菌
皮脂分泌がないと、最近非常に多いアトピー性皮膚炎の様な状態になってしまうのですよ。